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【バイオものづくり】
アブラムシ社会行動の分子基盤をさぐる爆裂する兵隊アブラムシー自らの分泌血液で巣を修復ー●● 社会性アブラムシの兵隊幼虫が壊れた虫こぶ(巣)を自分の分泌体液で修復●● 凝固活性が顕著に亢進した分泌液による「かさぶた」で巣の傷を治癒●● 昆虫社会の利他行動の基盤となる分子メカニズムを解明社会性昆虫A 生態や行動の面白さから人々を魅了 その高度な生物機能を応用利用本研究ではこれまで研究例の少ない社会性アブラムシに着目モンゼンイスアブラムシの虫こぶCDB体液を分泌して虫こぶを修復する兵隊アブラムシE兵隊アブラムシによる虫こぶ修復(写真A-E) 壊れた巣を修復するユニークな社会行動 兵隊の分泌体液が固まり穴を塞ぐメラニン合成に関わる兵隊の分泌体液成分解析なぜ分泌体液は固まるのか?(右図) 凝固過程でメラニン合成が重要な役割 分泌体液にはこの反応に必要な酵素(フェノール酸化酵素)と基質(チロシン)が大量に存在 中間産物キノンが周辺タンパク質を架橋し、凝固塊を形成兵隊体内の細胞フェノール酸化酵素(酵素)とチロシン(基質)が多量に存在分泌液凝固のメカニズム体液体外に分泌メラニン化キノンフェノール酸化酵素チロシンリピート含有タンパク質強固な凝固塊の形成兵隊は凝固活性が著しく亢進した体液を大量出血して虫こぶを修復本来は体表の傷を治すための「かさぶた」形成機構を転用し、虫こぶにできた傷を速やかに塞いで応急的に治癒● 関連技術分野:昆虫、社会行動、バイオプロセス● 連 携 先 業 種:農林水産業