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研究テーマ

防災・資源【産業立地】

陸から海へとつながる自然由来の重金属評価基盤情報
陸から海へとつながる自然由来の重金属評価基盤情報地球化学図 元素濃度で見る日本●● 日本全国の元素の分布が一目でわかる 53 元素の元素濃度マップ●● 陸から海への元素の移動と分布および拡散メカニズムを解明●● 身の回りの環境汚染・資源探査・自然放射線量評価のための基盤情報研究のねらい 日本全国の陸から海に至る、鉛、ヒ素などの有害元素を含む 53 元素の分布が一目で分かる地球化学図を作成しました。これにより、全国規模での環境汚染元素の分布と移動・拡散メカニズムを解明でき、産業活動にともなう自然由来の汚染物質の推定など、土壌汚染や海洋汚染などの評価に役立ちます。また、いくつかの元素の含有量から、放射能汚染を評価する基準となる自然放射線量を算出できます。現在、主要都市市街地を含む地域について、全国図に比べ空間分解能を 10 倍に高めた精密図を作成中で、昨年度、関東地方の精密図を公開しました。研究内容 全国から約 3,000 個の河川堆積物、沿岸域から約5,000 個の海底堆積物を採取し、53 元素を分析して元素濃度マップを作成しました。これにより陸から沿岸海域における元素の分布と移動・拡散メカニズムを明らかにし、環境汚染・資源探査評価の基礎データとなっています。また、カリウム及びウラン、トリウム含有量を用い、大地からの自然放射線量の分布も算出しています。福島第一原発事故の際にはこの自然放射線マップが放射線影響評価に用いられました。 「関東の地球化学図」では関東地方に特徴的な元素の分布と移動過程を解明しました。連携可能な技術・知財・地理情報システムを使った、広域データマッピング・環境汚染・自然放射線量等の基盤データの提供・地質試料中、主成分・微量成分の精密化学分析・多数の試料を効率的に処理するルーチン分析技術・地質試料の化学分析用試料採取・調製・本 研究の一部は、環境省公害防止等試験研究費によって行われたものです。・地球化学図データベース https://gbank.gsj.jp/geochemmap/関東の地球化学図(全国図の空間分解能 10 倍の精密図)● 関連技術分野:地質情報、環境リスク評価、鉱物資源、コンサルティング● 連 携 先 業 種:鉱業、建設業、サービス業