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研究テーマ

ライフサイエンス【創薬・再生医療】

副作用の少ない糖タンパク質標的薬の開発をめざして
副作用の少ない糖タンパク質標的薬の開発をめざして疾患糖鎖の検出とそのキャリアの解析技術●● 微小組織標本の糖鎖プロファイルから疾患特異度の高い糖鎖変化を高感度検出●● 疾患型糖鎖を持つ膜糖タンパク質の探索・同定・構造検証●● 標的糖タンパク質候補を選択し、これを認識する分子(治療薬)開発を支援研究のねらい がんの分子標的薬はがん細胞特異的なタンパク質などを標的とし、これを選択的に攻撃する高効率で副作用が抑えられた治療薬です。しかし実際は標的分子が正常細胞にも存在し、副作用が抑えきれないことなどから、新規標的の探索が求められています。疾患(病巣)細胞表面の膜タンパク質は正常細胞とは異なる糖鎖で修飾されているので、タンパク質と疾患型糖鎖の両方を認識して標的化できる分子が開発できれば、特異性が高く、副作用の少ない治療薬になると期待されます。そこで、このような標的シーズを探索する技術を開発しています。研究内容糖タンパク質分子標的薬のイメージ 病巣細胞表面に存在し、疾患型糖鎖を持つ膜糖タンパク質を標的シーズとして探索するためには、病理標本など疾患領域が診断、確定された試料を用いて、疾患特異性が高い糖鎖変化を検出、同定する高感度糖鎖副作用の少ない治療薬疾患型糖鎖とタンパク質の両方を認識し、標的化する分子攻撃プロファイリング技術が必要となります。また、疾患疾患型糖鎖糖鎖の分布を確認しながら、そのキャリア糖タンパク質を同定することが重要となります。そこで、糖鎖、糖タンパク質の高感度解析技術を開発し、これを標的正常細胞疾患(病巣)細胞化する分子開発の基礎情報として提供するためのプラットフォームの開発を進めています。連携可能な技術・知財・アレイ分析技術 : Mol Cell Proteomics (2009) 8, 99-108疾患細胞特異的な膜糖タンパク質を標的化する治療薬のコンセプト糖タンパク質標的分子探索法LMD高感度レクチンアレイ分析病理診断された標本(簿切試料)糖鎖プロファイル比較 Methods Mol Biol (2014) 1200, 265-285がん性糖鎖認識レクチン選択 Anal Chem (2015) 87, 7274-7281 Gastric Cancer (2016) 19, 531-542正常細胞・MS 同 定 技 術 : Nat Biotech (2003) 21, 667672病巣細胞高感度・高精度LC/MS分析糖鎖・タンパク質コアを一体とした疾患細胞特異的標的シーズ標的候補選抜・MS 糖 鎖 解 析 : J Proteome Res (2015) 14,3825-3834キャリア糖タンパク質同定・詳細構造解析・バイオインフォマティクス・生化学分析疾患特異的膜糖タンパク質標的の設計情報疾患細胞特異的膜糖タンパク質シーズ探索のプラットフォーム● 関連技術分野:糖鎖解析、糖タンパク質同定、バイオインフォマティクス● 連 携 先 業 種:製造業(医薬品)、製造業(精密機器)、医療・福祉業